【働きたくなる街探訪】御成門は日本の歴史を今に伝える場所

■御成門の概要/特徴 ■御成門の周辺環境 ■御成門駅の駅名の由来 ■増上寺の歴史 ■御成門周辺のお祭り・イベント

エリア・町

2021年06月18日

【働きたくなる街探訪】御成門は日本の歴史を今に伝える場所

東京都港区に位置する御成門(おなりもん)。東京タワーの麓にあり観光地としての顔を持つ一方、ビジネス街としても栄えているエリアです。なぜ働く場所として多くの企業に選ばれているのでしょうか。そのヒントは駅周辺の特徴とアクセス環境にありました。


 

【目次】

■御成門の概要/特徴

■御成門の周辺環境

・複数の路線を利用しやすくアクセス良好

・大小幅広いオフィスビルが立ち並ぶ駅北側

・買い物やレジャーにも困らない施設が充実

■御成門駅の駅名の由来

■増上寺の歴史

■御成門周辺のお祭り・イベント




 

御成門の概要/特徴


都営地下鉄三田線の「御成門駅」があるエリアで、場所は、JR浜松町から新橋までの中間地点から北に約700mのところにあります。東京タワーまで徒歩10分程の近さであることから、かつて御成門駅は「東京タワー前駅」という副駅名があったほど東京タワー観光でよく利用されている駅です。港区に所在しているビジネス街という側面もあり、新橋や浜松町へも近いことからビジネスパーソンの利用者も多い駅です。北側にはオフィスビル、南側にはお寺や公園、学校などが集まっています。



 

御成門の周辺環境

 

複数の路線を利用しやすくアクセス良好


御成門駅へ乗り入れている都営三田線は、目黒駅から西高島平駅までを結び、都心部の日比谷駅や大手町駅を経由して東京都を南北に縦断する路線です。縦断する途中でさまざまな路線と接続し、その数は全部で15路線にのぼります。三田線が会社の最寄りにあることは、営業で都内を移動することが多い人にとっては便利でしょう。


・三田線の他の路線に乗り換え可能な停車駅

 
目黒駅:JR山手線、東京メトロ南北線、東急目黒線

白金高輪駅:東京メトロ南北線

三田駅:都営浅草線、JR山手線、京浜東北線(田町駅)

日比谷駅:東京メトロ有楽町線、東京メトロ日比谷線、東京メトロ半蔵門線

大手町駅:東京メトロ丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線

神保町駅:東京メトロ半蔵門線、都営新宿線

水道橋駅:JR中央線、総武線

春日駅:南北線(後楽園駅)、都営大江戸線

巣鴨駅:JR山手線

西巣鴨駅:東京さくらトラム(都電荒川線:新庚申塚駅)

新板橋駅:JR埼京線(板橋駅)

 

ほかにも、御成門駅から12~13分ほど歩けば、浜松町駅や新橋駅もあります。浜松町駅からは東京モノレールが出ているため、空港へのアクセスも良好です。新橋駅には、JR横須賀線や東京メトロ銀座線、都営浅草線、ゆりかもめなど、多くの路線が通っており、ビジネス街へのアクセスだけでなく、主要なレジャースポットにアクセスしやすいのも御成門エリアの特徴と言えるでしょう。


 

大小幅広いオフィスビルが立ち並ぶ駅北側


御成門駅の北側は、オフィスビルが集中しているエリアで、大小幅広い規模のオフィスビルが立ち並んでいます。

このエリアは、ビジネスパーソン向けに飲食店が集まり、特に新橋5・6丁目は、新橋駅近くから続いている赤レンガ通りを中心に多くのお店が軒を連ねています。仕事終わりに立ち寄りやすいおひとり様向けの定食屋や仲間とフラッと飲みに行ける居酒屋やバル、会合や記念日などに利用できる懐石料理や寿司屋などバラエティ豊か。新橋駅周辺ほどお店の数は多くないので、落ち着いた時間を過ごしたい日にぴったりです。


 

・買い物やレジャーにも困らない施設が充実


ビジネス街や観光地としてのイメージが強い御成門ですが、コンビニやドラッグストア、駅から少し歩けばスーパーもあり、食料品・日用品の調達にも困りません。

駅の南側には、増上寺や芝公園などの歴史的建造物と自然があり、平日仕事で疲れた心が癒されるスポットになっています。そのほか、小学校・中学校・高校、大学のキャンパスまで学校も集まっており、ファミリー層からも一定の人気があるようです。

御成門駅から徒歩2分の芝公園は、なんと明治6年につくられた歴史ある公園。桜や梅、イチョウやモミジなど、四季折々の風景が楽しめる木々があります。特に春は、東京タワーをバックに桜を見られるため、お花見スポットとしても人気です。冬にはクリスマスイベントが行われ、多くのファミリーやカップルが訪れます。



 

御成門駅の駅名の由来


御成門駅の名前の由来は、駅のそばにある増上寺の御成門にあります。「御成門」とは、地位や家柄が高い人のお寺参りを迎えるために作られた門のこと。よく時代劇などで出てくる「○○様のおな~り~」というセリフの「御成り」と聞くと分かりやすいかもしれません。

増上寺は徳川将軍家の菩提寺だったため、将軍家を迎えていたとされています。御成門は、もともとは増上寺の裏門として作られましたが、将軍家がお参りの際に使ったため、それから御成門と呼ばれるようになったそう。

駅の名前の由来となった御成門は、現在フェンスで囲まれて通り抜けはできませんが、東京プリンスホテルの駐車場の北側にあり、今もその姿を見ることができます。もともとは御成門交差点にありましたが、明治25年に日比谷通り建設のため移設されました。関東大震災や戦争の被害を耐え抜いた、歴史的にも貴重な建物です。

 




■増上寺の歴史

そんな御成門がある増上寺は、浄土宗の七大本山の一つ。1393年、現在の千代田区平河町付近に浄土宗正統根本念仏道場として創建されたのが始まりです。御成門エリアとゆかりのある増上寺の歴史を紐解いていきましょう。


 

徳川家の菩提寺に選ばれ、浄土宗の要に


増上寺創建から200年が経とうとする頃、関東の地を治めるようになった徳川家の菩提寺に選ばれました。

1598年には、現在の芝公園へ移転。江戸幕府が成立したあとには、家康公の手厚い保護によって、栄えていくこととなりました。三解脱門、経蔵、大殿など、のちに国の重要文化財となる建造物が造られたのもこの頃です。

1616年、家康公は「増上寺で葬儀を行うように」との遺言を残してこの世を去りました。増上寺には、二代秀忠公・六代家宣公・七代家継公・九代家重公・十二代家慶公・十四代家茂公の6人の将軍を始め、その正室や側室、歴代将軍の子女なども眠っていると言われています。「徳川将軍家墓所」として、拝観も可能です。


 

江戸時代、菩提寺として隆盛


徳川家の菩提寺として最も栄えたのは、江戸時代から明治時代の頃。全国の浄土宗の宗務を行う総録所(幕府と宗団との連絡や申請、住職の推薦など、団体の秩序を守るうえで欠かせない役割を担う場所)が置かれました。また、僧侶養成のための修行と学問所としても栄え、常時3,000人もの修行僧がいたと言われています。


 

苦難の明治・大正時代から現代の復興


明治時代初期には境内地が召し上げられたほか、二度に渡って火災に見舞われ、大殿をはじめとする貴重な建造物が消失するなど、増上寺にとって苦難の時代となったのがこの頃。しかし大正時代には再建も行われ、復興をとげました。

それも束の間、空襲によってふたたび消失。終戦後から平成にかけて、次々と再建が行われ、現在に至っています。


 


御成門周辺のお祭り・イベント


御成門駅周辺で行われるお祭りやイベントを紹介します。(※時期によって開催内容は異なるため、詳しくは各イベント公式サイトへお問い合わせください。)

 

東京クリスマスマーケット


毎年芝公園で行われるのが、ヨーロッパの冬の風物詩「クリスマスマーケット」です。ライトアップされた東京タワーを間近に、イルミネーションやプレゼントを販売する屋台、ホットカクテルやチキンといったクリスマス時期ならではの味覚も楽しめます。

 

増上寺の七夕祭り


色とりどりの短冊が飾られる、増上寺の七夕祭り。飾り付けた短冊は、七⼣祈願会でご祈願されます。夜になると、和紙キャンドルナイトも開催。輝く東京タワーと、天の川をイメージして並べられた無数のキャンドルは幻想的な雰囲気を漂わせています。

 

・芝大神宮のだらだら祭り


毎年9月に行われる「だらだら祭り」は、11日間もの長い期間だらだら開催されることからその名が付いたそう。参道にはたくさんの露店が並び、お祭りの雰囲気をばっちり味わえるほか、街中を練り歩くお神輿は一見の価値ありです。

 

御成門は、仕事のアクセスに便利な立地でありながら、芝公園や、増上寺のように都会の喧騒から離れて癒しを感じられる自然や名所があり、仕事に通いながらも気持ちをリフレッシュしたり整えたりするのに絶好のエリアです。また、江戸時代には、徳川家の菩提寺として栄え、昭和の時代には日本のシンボルとして東京タワーに訪れる観光客で賑わうなど時代の息吹を感じることができ、ビジネスの発想にも刺激を与えてくれる、それが御成門の魅力ではないでしょうか。

 

御成門周辺の物件詳細頁はこちら


RELATED

関連記事